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用語解説

物件紹介編

  1. マンション
    主にコンクリート造で、ワンルームマンションと呼ばれるものでは、約6~8帖の部屋に台所、風呂、トイレが完備されている。風呂とトイレはユニット式で一体のもの、セパレートといって分かれているものがあります。新しいものはセパレートが多くなっています。

  2. アパート
    個室形式になっている賃貸住宅でトイレは共用で、台所が室内に有るものとないものとがあり、主に木造が主です。多くは大玄関から入り各々の部屋に入ります。

  3. 文化住宅
    阪神間で主に木造2階建てで各個に台所、トイレが付いており各個に玄関がある住居を呼びます。中には風呂もついているものもあります。建築後20年や30年と古いものが多いです。

  4. 貸間(下宿)
    家主さんと同じ家の一室を借りること(家主さんと同居が多い)。中には離れに1室や、家の各部屋を1室ずつ学生に提供しているものもあります。

  5. 徒歩所要時間
    「駅より徒歩何分」。雑誌の中でも出てくるこの分数は、道路距離80m=1分間(1分未満切り上げ)として計算されています。信号の待ち時間や坂道は考慮しなくてもよいこととなっていますから、表示よりはさらに時間がかかるものと見ておいたほうが無難です。

  6. 電車・バス等の所要時間
    所要時間の表示は、起点及び着点をした駅又は停留所の名称が明らかになっているか、乗り換えの有無などをよく確認すること。基本は時刻表によるデータなので、朝の通学時などの所要時間が平常時の所要時間を著しく超える場合などもあり、注意が必要です。

  7. 路線表示
    路線表示は鉄道で行われることが多く、県立大周辺では神戸市営地下鉄の各駅を表示します。ところがバスで20分かかって学園都市駅まで行って地下鉄に乗り換えするような物件も「最寄駅:地下鉄学園都市」と表示され、あたかも駅に近いかのような錯覚に陥ります。「駅から徒歩何分」の物件と「駅からバス何分」の物件は明らかに違いますから、注意が必要です。

  8. 間取り図と構造
    物件を平面に図面化したものが間取り図。部屋探しの時には最も参考になる資料ですが、同じ間取りであっても建物の構造が違うと生活も変わってきます。特に防音性との関係では、木造や軽量鉄骨に比べて鉄筋コンクリートが優れていることは明白で、間取り図ばかりでなく構造もチェックすることが大切です。

設備編

  1. オートロック
    エントランスを自動的にロックするシステムで、女子大生の入居するマンションは防犯上オートロックを採用しているところが多くあります。

  2. インターホン
    屋内と屋外で通話できるシステムで、最近では電話にインターホン機能があるものやテレビモニターの付いたインターホンもあり防犯上優れています。

  3. セパレート
    風呂とトイレがユニット式で一体のものを一般的に「ユニットバス」と呼び、風呂とトイレが別々に分かれているものを「セパレート」といいます。

  4. シャンプードレッサー
    シャワー蛇口の付いた洗面台のこと。これが意外と便利な機能で、洗面台で洗髪ができるから、朝はいつも慌しいと言う人にはグッド。

  5. 電気コンロ
    ワンルームに多い電気を使っての加熱方法。学生向けマンションはほとんどガスの使用を禁じています。加熱に時間がかかるのが難点ですが、最近では加熱のはやいタイプのものも出回っています。

  6. フローリング
    近年人気の高い木目仕立ての床のこと。清潔感があり掃除が楽な反面、隣や下に音が響きやすいです。ワンルームではフローリングに似せたクッションタイプが多いようです。

  7. バリアフリー
    高齢者・車いすの障害者等が住みやすいように全て平面(フラット)にした状態の造りです。リビングや部屋の仕切り部分に段差がないようにしています。

  8. ロフト
    部屋の中2階にある空間で、寝る場所にしても収納場所にしてもよし。ワンルームでもこれがあると二部屋のような使い分けが出来ます。

  9. ケーブルテレビ
    各部屋までテレビの配線が済んでおり、ケーブルテレビが採用されていると西神戸でもすべての局が最高の状態で視聴できます。電波状態の心配がいりません。

  10. CSアンテナ
    CSデジタル放送を受信するためのアンテナ。スカイパーフェクト丁∨やデイレクTVを受信するためにはこれが必要です。

  11. BSアンテナ
    衛星放送を受信するパラボラアンテナのこと。ケーブルテレビのサービスで視聴できれば独自にアンテナを用意する必要がありません。

  12. マンション電話
    マンションに既に電話サービスが設置されており、使用料を払って利用できます。NTTに回線の申込みをしなくても良いのですが、NTT固有のサービスが受けられない場合もあります。

契約編

  1. 手付金
    「この部屋に決めたので契約します」と、確かな意思を表すもの。入居希望者が、家主に払うお金で、正式な契約までの間、部屋を確保するために預けます。契約時には敷金(保証金)の一部に充当されます。ただし、借主の都合で解約する場合には、戻らないので注意が必要です(手付放棄による解約)。手付金を払うときは、必ず領収書を受取り、手付けの有効期間や確保した部屋番号などを明確にして下さい。
    <参考>預り金
    「なかなかいい部屋だけど、他の物件とも比べてみたいから2~3日待って」というときにその部屋をキープしておくために払うお金。この時、きっちり期限を決めて払うこと。この期限内であれば、他にもっといい部屋が見つかってキャンセルする場合でも、預り金は返ってくることになっています。従って、手付金なのか預り金なのかの区別は重要。

  2. 敷金(保証金)
    借主が貸主に預けるお金です。お部屋を借りられるときに、借りられた期間中に万一家賃の滞納があった場合の担保として貸主さんに預けておく金銭です。契約が終了した時点で家賃の滞納等の債務がなければ全額返済されます。関西では家賃の3ヶ月から10ヶ月分程度ですが、ワンルームマンションの場合は5万円~15万円前後の設定が多いです。

  3. 契約一時金(礼金)
    お部屋を借りるとき、借主となる為の対価で特に定めのない限り返還されません。借主である学生さんに特別不利な状況ではないと思いますが、契約の際よく説明を聞いて、納得した上で契約して下さい。

  4. 仲介手数料
    住まいの紹介を受けた結果、賃貸契約が成立する場合に宅地建物取引業者が得る報酬。貸主が負担する場合は借主は支払う必要がないし、貸主が半額負担すれば借主も半額となる仕組み。一般的には借主負担がほとんどなので、家賃の1月分以内の手数料が必要と考えておくほうが費用計画を立てるうえではよいでしょう。いずれにせよ物件によって扱いが変わるので、紹介を受ける際に確認することが大切です。

  5. 賃貸契約期間
    2年の契約として2年後に更新するパターンが多いです。2年経った時に更に敷金や仲介手数料が必要にはなりませんが、更新料を求める物件もあるので注意が必要です。

  6. 更新料
    賃貸契約期間満了と共に発生する料金。ワンルームなどの場合1~2年契約で家賃1~2ケ月分の更新料となる場合が多いです。入居後の思わぬ出費になるので要否の確認は大切です。

  7. 共益費・管理費
    各お部屋の家賃とは別に、共用部分(エントランスや駐輪場など)の維持・管理費の目的で設定されています。家賃と合わせて月々の支払いになります。

  8. 西神戸の一般的な事情
    敷金(保証金)、契約一時金(礼金)、家賃、共益費、管理費、仲介手数料が必要な支払いであるのが一般的で、更新料を求めるケースは少ないです。契約内容をよく確かめておきましょう。